当法人が運営する東京都町田市のリシケシ・ヨガシャラでは、ヨガをベースに考案された、ピラティスを一般レッスン及びインストラクター育成コースを通じて、健康増進や社会福祉の充実の一つとして活用しています。
ヨガとピラティスの違いは?
リハビリ目的で考案されたピラティスでは、しっかりと機能的に調整された体幹・コアが日常生活の動作全般において、とても重要であると考えられています。つまり、コアの骨格(骨盤・脊柱・肩甲骨)を支えるインナーマッスル(深層筋)の強化が重視されているのが特徴です。大きな可動域(関節の動く範囲)を使って身体へ余分な負担をかけることなく、繰り返し、コアを安定させながら、手足が動かすことによって、姿勢改善へと繋がり、日常動作に無駄をなくし、身体のパフォーマンスを向上させたり、ケガの予防に大きな効果を期待できるようになります。
また、ヨガも本来は、美容やダイエットを目的としたエクササイズではなく、悟りを目的としたインド発祥の思想体系に根ざした精神修養・肉体鍛錬の方法の一つです。宇宙観・自然観を含む思想と瞑想、快適で安定した心身を実現することをとても大切にしています。ピラティスがヨガのポーズをベースに考案されたため、ピラティスとヨガは同じか、似ているものと誤解されやすいですが、実際には、身体を動かす目的がまったく異なります。
ただ、ピラティスのエクササイズを繰り返し、地道に鍛錬を積むことによって、最終的には、ヨガと同様に、集中力向上、情緒安定や内臓機能の活性化といった効果が得られるの事実です。身体的な変化では、ヨガよりも体の動作をコントロールすることに特化したピラティスのほうが、早く効果を実感しやすいものといえるでしょう。